現地のコンクリートメーカーを再建するため、土木・建築用コンクリート製品の製造・販売の株式会社ヤマックス (熊本市水前寺3丁目、茂森潔社長)は3月上旬、宮城県仙台市に株式会社東北ヤマックスを設立しました。
震災による経済活動の停滞で民事再生申請を出していた現地の コンクリート製品メーカーの利根ジオテック株式会社を再生支援、100%出資子会社として再建したもの。
利根ジオテック株式会社は、岩手県一関市に本社を置き、パイルやヒューム管などを主力に製造販売する企業で、一関市には13.2万㎡、青森県八戸市にも3.3万 ㎡の工場、また、宮城・岩手・青森の3県に5拠点の営業所を有しています。
「13万㎡を超す大工場、さらに専門職の人材、生産設備が整っている。当社の得意 とする大型コンクリート構造物のプレキャスト製品などの生産設備を付加すればこれからの東北の復興支援事業にお役に立てるものと信じている」と茂森社長は話されています。
復興事業に関しては大手ゼネコンなどともパートナーシップを構築、現地の売上規模も40億円超を見込んでいます。